Facebook Liveで三国花火2016をライブ配信
数年前まではライブ配信と言うと結構いろいろと機材をそろえてと言うことも多かったのですが、今はスマホ一つで世界にライブ配信ができる時代になりました。そんな簡単にできるようになったライブ配信を三国花火でやってみたのでまとめておきました。
2016年の三国花火は坂井市制10周年記念でスゴイ花火大会
毎年8月11日に行われている福井県は三国花火大会。2016年のことしは坂井市制10周年記念と言うことで1万発の花火が打ち上げられました。その三国花火をFacebook Liveで配信したことをまとめておきます。
花火の前にはヒナタカコさんの歌声も聞こえたりしたり、いつもとはちょっと違う雰囲気でした。
ぼくは船の置いてある九頭竜川ボートパークの中で毎年観ていますが、2012,2013年にUSTREAMで三国花火をUSTREAM配信したことがありました。その時は1,300人ぐらいの視聴者数だったんじゃないかなと思います。(アーカイブがUSTREAMのルール変更で削除されちゃいました)その時もTwitterやFacebookで拡散されて行ったのを覚えています。
数年前はUSTREAMで配信。使ったのはビデオカメラとPC
数年前、と言っても3,4年前のことですが三国花火をライブ配信したのですが、その時に使った機材と言うのはビデオカメラとそれを取り込んで配信するノートPCでした。ビデオカメラもノートPCもバッテリーで動きますが、配信途中でのバッテリー切れを防ぐために車にDC/ACコンバーター(12Vを家庭用の100Vに変換する機械)を付けて配信していました。
電源の確保ができれば車以外でも配信は出来ましたが、なんせ花火の会場は屋外。外コンセントがあるところが限られているので車からの電源確保でした。
今回は誰でもが配信できる機材のiPhoneと三脚と外部バッテリーのみで配信
以前は車から電源を取って配信していたわけですが、2016年はiPhoneと三脚、外部バッテリーというお手軽な機材だけでの配信でした。
そうです、誰でも簡単に配信ができるお手軽な機材のみです。三脚もオーディオテクニカの安い軽い三脚です。
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この三脚にiPhoneを挟んで取り付けられるやつをつけて撮ってるわけですが、
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これ激安です。。。。
普段は重い三脚を持っていくのですが、今回は歩いてマリーナの中を歩かないといけないのでなるべく軽装備にしたいと思って、持ってる三脚の中で一番軽いものを選んだわけです。そして、1時間の花火の時間バッテリーが持つかが不安だったので、外部のバッテリーを接続して配信しました。
一番心配だったのがこのバッテリー問題で、今回はこのバッテリーを使いました。
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大容量のバッテリーだから1時間程度の配信は問題ないかと思います。
実際のところiPhone以外は1万円ぐらいの買い物で配信ができるわけです。
こんな感じで三脚にiPhoneを取り付けるわけです。
実際にFacebookライブで配信された動画はこちら
https://www.facebook.com/mds.tanabe/videos/1126228047423263/?l=7864549293920919840
実は回線も心配だったりしてたのです。今回使ったiPhone6Plusはキャリアがソフトバンクで、花火大会会場でのユーザー数が結構多いんじゃないかと思いました。途中電波が弱いという表示が出たものの、案外途中で途切れずに配信することができました。本来なら近くのマリーナの管理事務所のネット回線を使わせてもらうのが一番いいのかなと思うのですが、その手間も面倒だなと思ったのでSBの回線だけで配信でした。
ライトな配信としっかり作りこんだ配信
今回はiPhone1台だけで配信したわけですが、iPhoneだと2尺玉の花火が近すぎて、画面に収まりきらないなんてことがありました。そして、ズームをすることができないので文字がでる仕掛け花火はわかりにくい感じでした。どうしてもiPhoneのレンズだとおさまりきらないので、iPhoneに取り付けられる広角レンズを付けるとかした方が花火大会は良いです。ただ、スゴク少ない機材とキャリアの電波がつかめる環境であればどこでも配信ができるってのはスゴク便利だと思うんですよね。
iPhoneだけでなくいろんな配信システムがあるのですが、作りこんだ配信だとマルチカメラやテロップが使えたりするわけで、配信としてのクオリティーは高くなりますよね。ただ、その分コストはかかるわけです。今回は三国花火実行委員会からの依頼ではなくて、勝手に配信しているものなのでコストってそんなにかけられないわけです。
それでも数千人がライブやその後の動画を観てくれているのです。これだけの人が観てくれるのがわかってもらえれば、多少コストをかけても今後の集客などのことを考えると花火の前後の部分でいろいろな情報提供するとか言うことも考えられますよね。
ライブ配信は観に行けない人も幸せにする
以前に行ったUSTREAMでの配信のときもそうだったのですが、スマホが普及して何が良いかというと手軽にどこでも動画が見られることです。おばあちゃんと病院で観ましたとかコメントやメッセージなどをいただいたのですが、ライブ配信って編集したモノと違って現場と同じ時間が流れるわけです。花火と花火の間であったり、アナウンスであったり。三国花火の会場とスマホで観ている場所とが多少のタイムラグがあるものの、ほぼ同期しているわけです。これって、場所を超えて時間を共有する感じで編集された動画とはまたちょっと違う興奮があるかと思います。
観に行きたくても行けない人にとって、現地と同期できるのってなんだかすごくないですか?
ライブ配信から実際に会場に来てほしい
どうしても行きたくても行けないって人も、次の機会があればぜひ生で観てみたいって思う人も多いと思います。例えば入院しているのであれば、来年は退院して現地で観たいとか。花火の場合、音と光だけではなく振動も凄いんです。さすがにその振動は配信では体感できないので、花火の会場へ是非来てほしいのです。たまたまfacebookやTwitterで配信の動画が流れてきて、次は現地で観たいって思ってもらえると思ってぼくは花火の配信をしています。
5600再生越えありがとうございます
Facebook Liveで配信されたものは録画としてアーカイブできます。その動画の再生回数も5,600回を超えました。2016/08/12 11:30現在で53シェア、いいね!の数も650件を超えました。
これもFacebookでみなさんがシェアやコメント、いいね!をしてくれたからです。ありがとうございます。
来年はぜひオフィシャルで配信というのができるといいのになと思うところですが、こういったみなさんのコメントやシェア、いいね!の数がエビデンスとなってご依頼があればと思うところです。