何もない福井?いつまでそんなこと聞いてるんですか?
この記事は福井には何もないとかいう新聞社のウェブの記事について書いたものです。結論としてアウトプットが大切、アンテナ感度を上げる、メディアはナイねた使わないってことが大切だと言うことを書いています。
ちょっとモノ申したいWebの記事
Facebookでぼくのところに流れてきたこの記事がちょっとひっかかったのでブログに残しておきます。
その記事はこれ。
「福井には何にもない」は本当か 住民と移住者ら激論【ゆるパブ】
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/yurupub/93318.html福井新聞社ウェブサイトより
福井には何もないってよく言うって話なんですが、こういう議論とかって、かなり昔に聞いた覚えがあるんですが、何もないってことはないですよって話になっていると思います。
何も無いことを前提とした聞き方してません?
でも、ちょっと意図的な聞き方じゃないですかねって思うことがあります。例えば、中高校生や大学生にこんなこと聞いたりしませんか?
普段どこに遊びに行くの?
とか、
遊びに行くんだったらどこに行きたいですか?
とか。
そら、普段遊びにいくところってそんなに無いって言うだろうし、あったとしてもエルパとかっていうんだろうと思いますよ。そして、遊びに行くんだったらどこに行きたいかって聞かれたら、大阪とか東京とかって言いますよ。刺激的そうなところだし、テレビではそういうところの情報が多く流れてきますから。
10代のころってそういう都会にあこがれるのって普通じゃないですかね?若い人たちが行きたいところ、福井にどこか遊ぶところありますかって言われてもそりゃ無いって言いたくなりますよね。
福井の若い人たちにはぜひどんどん県外に出て欲しい
ぼくも福井高専を卒業して、鯖江を離れて大阪と東京に5年ほど住んでいました。20歳で就職して大阪に出たわけですからそりゃ大阪楽しかったですよ。仕事のエリアも心斎橋やミナミの方があったりで、なんか夜勤のときが何かあるかなとか思っちゃうわけです。
なぜ福井に戻ったかと言えば東京に転勤になって、ちょっと仕事がつまんなくなってしまったんで福井へ帰ろうって思ったわけです。お台場へ行ったりして遊んでたときは確かに楽しいし、スゴイ早いペースでいろんなイベントがあったりするんですよね。でも、そんな刺激よりも毎日の仕事がなんかつまんないって思ってしまった方が勝ってしまったわけで会社を辞めたわけです。
でも、5年ほどですが県外に出ていろんな刺激を受けたことって今でも良かったと思うし、県外に出てたから得られたことってたくさんあります。これ、福井にいたんじゃ得られなかったって思います。
出ないとわからないこと、出たから得られるものっていっぱいあるんですよね。
県外に出たからわかったこと
ぼくは学生のころ車が好きで、MR-2(AW11)って車に乗ってたんですが、大阪って車の維持費が結構大変でした。
福井じゃ駐車場代もそれほどかからなかったのに、大阪に出たら車を置いておくだけでもお金結構かかっちゃうんですよね。福井って車で遊ぶにはいいところだったわけです。こういうことって県外に出たから実感できたわけで、案外出ないと気づかないんですよね。
他にも学校が終わってから今庄365スキー場にスキーしに行ったり、そのスキーも学校でレンタルしてもらったり福井だからできたことって結構あるわけです。たぶん、大阪の学校じゃないですよね。
こういうことって福井にいたら普通だって思うことだけど、県外に出るから、あ、福井では当たり前でも都会じゃ当たり前じゃないんだって気づくわけです。
あるのが当たり前だからこれあるじゃんって言われてもピンと来ない
福井じゃ当たり前だから、面白いところってないですかって聞かれて、うーんおもしろいところねぇ、何にもないかなぁって言うのかなと思います。それで、よそから来た人がこれあるじゃないですか!って言うわけです。こんないっぱい宝があるのに何で何もないって言うんですかって。テレビとかでも福井は本当に何もないのかとかって感じのことやってたりしますよね。それで、福井の人たちは気が付いてないけど、こんなに資源があるんだからもっとPRしないとって感じの話に落ち着くわけです。
確かに、よそから来た人からすれば新鮮だったり、珍しかったりします。
そして、県外の人たちに新鮮だったり珍しいってことをPRすることって大切だと思うんですよね。
ところで福井にイルカいるのって知ってます?
福井にイルカいるってことすら知らない福井の人も多いかと思いますが、福井新港の近くまで来たりとかすることもあって、サンセットビーチから見えたりとか、その横のエッセル堤の先の方にいると見えたりとかすることがあります。ぼくは海に船で出て、イルカに遭遇して福井にもイルカがいるんだってのを知って興奮したことを覚えています。
その時の動画がこちら
三国にもイルカがいるわけですが、こういうのって釣りする人は知ってても、釣りをしない人とかにはあまり知られていないんですよね。
イルカ探しツアーをやってみた
実はグルーポンというサービスを使ってイルカ探しツアーと言う企画を売り出してみました。グルーポンだと通常価格の50%オフとかで提供しないといけないのですが、それでも知ってもらえれば面白いかなと思って通常お一人様6,000円の価格を3,000円の50%オフで提供しました。そうすると中京、関西圏のひとたちからのクーポン購入が多くあり、人数でいけば100人弱ぐらいは船に乗せたかと思います。イルカを発見できるときもあればできないときもあるのですが、確率的にいうと時期にもよりますが10回ぐらいでて1回発見できる程度です。
それでもイルカを見つけられなかったからと言ってクレームにはならず、この金額で船に乗って非日常の体験をできて良かったと言ってもらえることが多かったです。
イルカ探しツアーで得られたこと
イルカ探しツアーをやってみてわかったことがあります。
それは、イルカ探しツアーといってもイルカを見つけられなかったとしてもそんなにお客さんからは怒られない。怒られないどころか、すごく楽しかったという感想が多くを占めていました。ぼくにとっては船に乗って海に出るって言うのは、そんなに特別な体験ではないわけですが、船に乗って過ごす時間っていうのは一般的には普通じゃなくて、それをどうやってリーチさせるかを考えて知ってもらえば案外いろんな人たちがやってくるってことです。
そうです、普通だと思ってることでもそうじゃない人たちにリーチをすることができれば集客はできるわけです。
何もないって言わせないために、これからはどうやって気づくか、どうやってリーチするか?
今の時代はSNSなどで情報が拡散されたりするわけですが、昔はテレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったマスメディアしかなかったわけです。マスメディアで知ってもらうためには、宣伝広告費として支出しないと多くの人に知ってもらうことができなかったわけです。だからちょっと前までは広告宣伝費を投入できる企業が売り上げをさらに伸ばしてと言うことになってたんじゃないかと思います。宣伝広告費に投入できない中小企業はいつまでたってもなかなか知ってもらえないわけです。
でも、即効性はなかなか難しかったりしますが、ちゃんと自分たちのやってることをアウトプットしていくと、多少そのアウトプットのテクニックなどもありますがSNSなどで拡散されていくことがあります。もちろん、それを意図してアウトプットしていくってこともありますが。
情報をまずは出していくわけです。これ、ぼくもブログを書くようになって思ったことなんですが、今まであーこれ面白いって思ったり、これ変わってるって思ったりしたことを書き留めるようにしたんです。ブログのネタを確保するために。たぶん今までは何かあってもスルーすることが多かったんじゃないかと思うのですが、何かないかってキャッチするってことを意識するようになって、いろんなことブログに書くといろいろと反応があるわけです。これはやってみないとなかなかわからないことだと思います。
いつまでもあるとかないとかの話やめません?
この記事を書いている方たちのことは詳しくは存知ないのですが、このあるとかないとかの話をすると結局あるよねって話になるわけです。で、情報発信が下手だって話になってたかと思います。でも、それがSNSなどの登場で少しずつ、いや結構ドラスティックに変わってきているんじゃないかと思います。
福井をネタにするときにはどうしても何もないネタを使われがちですが、福井の人もいい加減こんなこと言われっぱなしなのはっきりとそんなことないよって言いましょうよ。
そんなわけで、ぼくは
- アウトプットを意識する
- 自分たちのアンテナの感度を上げる意識を持つ
- マスメディアは何もないとかいうネタ使わない
ってことをどんどんしていくといいことあるんじゃないかと思います。全ての人がブログをかけっていうんじゃなくて、こういうの面白いと思わないとかいう話をするってだけでもアウトプットになってると思うんですよ。それをまた誰かがブログなどにしてもいいと思いますし。
もし、自分でブログなどに書くのはなぁって思う方は僕にこんなのどう?って言ってくれればと思います。一緒にアウトプットするお手伝いしていきます。
さぁ、何もないとかあるとかの話をやめてどんどんアウトプットしていきましょう!