Nikon D800でタイムラプス(微速度撮影)3つのポイント
iPhoneでタイムラプスを撮っていたけど
ここ最近、Phantom2とGoPro HERO4 BlackEditionで空撮をすることが多いのですが、単に空撮動画を編集してアップするのも面白くないなぁと思って、空撮するときにタイムラプスも一緒に撮ったりしていました。
iPhoneだと手軽にタイムラプスの撮影ができるのですが、仕上がりの動画がちょっといい感じじゃないんですよね。一眼レフで撮ってるわけじゃないから仕方ないのですが、せっかくNikon D800を持っているので、このD800でここ最近タイムラプス(微速度撮影)をやってみました。
実際の動画はこちら
Nikon D800にはタイムラプス撮影機能が付いている
インターバル撮影をして静止画を動画編集ソフトで動画にする方法もあるのですが、Nikon D800には微速度撮影の機能が最初から付いています。なので、この微速度撮影の機能を使ってみました。
微速度撮影の機能ですが、メニューから微速度撮影の設定があり、そこから設定と微速度撮影の開始を行うことができます。通常の動画撮影とはまた違うところからの撮影開始となるので、ちょっとわかりにくいですね。
D800の微速度撮影の設定方法
微速度撮影は動画なのですが、シャッターを切る設定についてはスチル撮影の設定で、1080p30fpsなど動画に関する設定は動画の設定で行う必要があります。つまり、星空のタイムラプスを撮ろうと思うとシャッタースピードを20秒とかにして、インターバルの時間を30秒といった設定をしないといけないわけです。
ポイント1.静止画撮影の設定
微速度撮影のメニューからはシャッタースピードや絞りなどの設定はないので、通常のスチル撮影の設定をしっかりと行っておきます。シャッタースピードを遅くしないと星などは映らないので、これは何枚か撮影してみる方が良いかと思います。あと、16:9の縦1080のサイズに上下が切り取られます。上下ある程度切り取られることを考慮して構図は考えた方が良いかと思います。
ポイント2.インターバル時間と撮影時間の設定
D800で微速度撮影をするには、まずメニューボタンを押します。
カメラマークのところの撮影に関する設定を選択します。
撮影メニューにある動画の設定で1080p30fpsなどの設定を行います。通常は1080p 30fpsでいいんじゃないかと思います。
次に微速度撮影 OFFとなっているので、ここにカーソルを移動させ、OKボタンを押します。
そうすると、開始と終了という選択があり、下に時間らしきものが表示されています。この画面でいくと5秒間隔で1時間撮影しなさいという設定で、その場合にできる動画の時間が28.9秒という長さの動画になるってことです。その横は残り撮影可能時間が表示されています。このままの設定でよければいいのですが、撮影間隔をもう少し長くしたい場合などがあると思います。その場合はカーソルの左右でこれらの設定を変更します。
夜に星空を撮る場合はシャッターの開放時間が20秒などで撮ることがあると思うのですが、その場合のインターバル時間は20錠以上を設定しないと実際にできた動画の長さが、表示されているものよりも短くなってしまいますので注意が必要です。
ポイント3.電池の持ちに注意
何時間撮影するかという設定ができるわけですが、7時間とか8時間の設定も可能です。ただ、問題はバッテリーがそんなに長い時間持たないということです。通常のバッテリーでそんなにへたっていなければ5秒間隔で撮影した場合、ぼくの経験上で1時間30分程度は撮影できますが、それ以上長くなるとちょっと危険です。そんな時に便利なのが電源ケーブルですが、電源ケーブルだけでは使えないので
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のマルチバッテリーのグリップと、
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このパワーコネクターです。
もちろん、電源も必要です。
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の3点セットが必要です。
タイムラプスの撮影が2時間もかからないということでしたらバッテリーだけでいいのですが、かなりの長時間撮影をしたいということであれば、これだけのものを揃えないといけないわけで、ちょっと大変ですね。
D800でタイムラプス撮影する時はバッテリーをいくつか用意してます
そうなんです、三脚などにもよるのですが、動かないように三脚をしっかり固定して、D800のバッテリーを交換できるようなものであれば電池切れる前に一旦タイムラプス撮影を終了させて、速攻でバッテリーを変えてまた撮影を再開するという方法もあります。バッテリーが切れて落ちてしまう前に交換が必要なので離れられないですが、バッテリーは複数個持っているのでこれならぼくも対応が可能です。バッテリーを4つ持っているので6時間ぐらいは撮影できそうです。
今回は西山公園での日中のタイムラプス動画でしたが、今度は星空をタイムラプスしてみたいと思います。
長時間撮影には露出補正など注意点もありますが、またそれはまとめてみたいと思います。