ホタルイカの身投げを観に富山へ
ホタルイカの身投げを観るのに好条件が揃った
4月18日から19日にかけてホタルイカが身投げをする光景を写真に撮ろうと富山へ向かいました。
FM福井のラジアップフライデーのディレクターで、一緒にお仕事をしたりしている宮塚さんと、三和メッキの西山さんと3人で福井を22時すぎに出発。
なぜこの日にホタルイカの身投げを観に行ったかと言えば、かなりホタルイカの身投げを見るには好条件が揃ったんです。その条件とは、
まず土曜日でお天気。そして身投げの条件である新月のころ、深夜に満潮になる、波が穏やかな日
といったところがちょうど重なったのでした。
そう、イメージではこんな感じを想像して....
ホタルイカの身投げで有名な八重津浜へ
ホタルイカの身投げは富山の八重津浜海水浴場へ。着いたのは0時を過ぎたころでしょうか。そしたら八重津浜海水浴場へ向かう道路は大渋滞。
多分100台以上は車が路上駐車をしている状況でとても車ですぐ近くには迎えない。路上駐車している車のナンバーを見ると、富山はもちろんですが、長野、名古屋、飛騨、大阪などかなり遠くから来ているようでした。一緒に行った宮塚さんの話によると、CXのみんなのニュースで取り上げられたからじゃないかってことで、浜へ向う途中からすごい状況なわけでした。
歩いて10分ぐらいのところにようやく車を止めてちょっと高くなった堤防を登るとそこは....
はい、先にあったあの幻想的な光景とは全く違う、頭にライトをつけた人たちの光であかるい浜辺が広がっていました...
いつもはこんなに人がいることはあまり無いらしいのですが、テレビの影響でしょうか。県外からの多くの人たちがいっぱい来て、浜にホタルイカが打ち上げられる前にすくい取られてるいるわけです。あのホタルイカの青白い光はどこにもなく、LEDライトの強烈な光ばかりが広がっていました。。。
メディアに取り上げられるとなくなるモノやコトがある
ホタルイカの身投げは自然現象だから、その時に確実にあるというわけでもなく、この日もそうだったのかも知れませんが、多くの人が海の中に入ってホタルイカを獲っていました。幻想的な世界を楽しむのではなく、ホタルイカを獲りたいってことで来ている人がたくさんいたわけです。ぼくたちは撮りたかったんですが。
商売をしているとメディアに取り上げられると売り上げがあがるから嬉しいとかいうこともありますが、どうしても瞬間的に一気に売り上げがあがり、それに対応するために設備を増やしたりして投資をしますが、メディアの影響って結構長続きしないんですよね。良いものであれば長続きするのでしょうが、結構瞬間的にあがるだけで、設備投資した分を回収できずに売り上げが落ちてしまって続かないってことよく聞きます。
このホタルイカの身投げの幻想的な光景もメディアに取り上げられることによってなくなっちゃったわけで、メディアに取り上げられるってことっていいことと悪いことがあるわけで、富山まで行ってちょっと残念な結果でした。
ちなみにわざわざ獲りに行くよりも買ったほうが安いと思います(笑)