緊急地震速報と誤報と心構え
きのうは和歌山県を震源とする地震と三重県の東南海沖の計測器のノイズのタイミングがたまたま一緒になってしまったということで、実際にはそんなに揺れを感じない地震が、最大震度7という予測になってしまったことで、緊急地震速報がなってJRが止まってしまったりと大変だったかと思います。
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誤報って言葉には実はちょっと敏感なんです、ぼく。
というのも、綜合警備保障(ALSOK)で勤務していた時代、機械警備のセンサーが何らかの変化を検知して異常を知らせるというスゴく単純なシステムなのですが、センサーが泥棒などが入っていないのにも反応するんですよ。
原因はいろいろとあり、あまり詳しくセンサーのことなどはかけないのですが、動物であったり時間的な問題であったりということで、センサーが検知した場合はガードマンが現場へ行き状況を確認するんです。
そうなんです、誤報によりガードマン1人が移動して異常をないことを確認することにコストがかかるんです。
誤報はなるべくなくした方が良い
当たり前ですが、誤報によって警備会社は人が移動して処置してまた待機する場所へ帰ります。はい、この移動にコストがかかるわけで、誤報が無くなることによって警備会社はこのコストがなくなるのです。
そして同じエリア内で他の警備対象が警報がなった場合は、また別のガードマンがそこへ移動するわけです。本来であれば一番近いところで待機しているガードマンが行けばいいのですが、ちょっと遠くから移動しないといけないわけで、そこでもまた無駄なコストが発生します。
はい、警備会社の利益を追求するには誤報をなくすということが重要なんです。
誤報から改善することで進化する
とは言え、誤報にしっかり向き合い、事象をしっかりと把握し改善することでセンサーであったり、警備の設計であったり、実際のセンサーが設置されるフィールドによっては予想もしないことがおこるものです。
経済的に大きな損害を与えたと思われる今回の地震の誤報ですが、センサーとプログラムを改善することで今後はこのような誤報も減ってくるのではないかと思います。
ただ、今回の地震速報であわてるだけで何もできなかったって方も多いのではないかと思います。
訓練と誤報では対応が明らかに違う
訓練だとストーリーが出来ていて、そのストーリーにあわせて行動するわけですが、誤報の場合にはストーリーもなく突然やってくるわけです。
ストーリーが出来ていてそもそも訓練だとわかっている時と、誤報で突然にやってくるときと人は対応が全然違うのです。訓練をしっかりとやっていればいざという時でもどう対処したら良いかというのがわかります。訓練も必要なんですが、誤報の際にはその対処ができたのかをしっかりと検証することが必要なんだと思います。
いざという時の対応大丈夫ですか?
というわけで、今回の誤報、ぼくは会社の入っているビルの3Fにいたわけですが何をしたかというとまずドアが開いてるかの確認。
あとはテレビなどをつけて情報の収集ということを行いました。
これが本当に地震だった場合にはどうなるかなと思うのですが、会社にはペットボトルの水も用意はしてありますが非常時の用意もしっかりとしておかないといけないということを改めて思いました。
非常持ち出し袋などに入っている食料や水などは消費期限などもありますので、改めてチェックされると良いのではないかなと思います。
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