【ホリエモン】堀江貴文さんの日本商工会議所青年部全国大会吉備の国おかやま大会での講演が超よかった
失敗から学ぶ、ホリエモン流経営学
日本商工会議所青年部第35回全国大会「吉備の国おかやま大会」が岡山市で行われました。2月20日に記念式典などがあったのですが、その中で記念講演にホリエモンこと堀江貴文さんの講演がありました。タイトルは「失敗から学ぶ、ホリエモン流経営学 ~マイナスからイチへと始まるチャレンジ精神~」。
内容としては
- 経営者は学力が絶対条件じゃない
- せっかくとった資格だからといっても
- 失敗を恐れない
- 行動が大切
って感じでしょうか。
経営者は学力が絶対条件じゃない
サイバーエージェントの副社長2人の話で、どちらの人をヘッドハンティングしたいかっていう話をしていたのですが、トップの能力がどうだろうが部下に頭のいい人がいて実行力があって、ボスを勝たせようと思う人がいれば組織はうまくいくっていうような話をしていました。必ずしもトップがものすごい能力があって頭が良くてもそうじゃない人に負けてしまうことがある。だから自分が学力ないなぁって思っても、頭のいい人を雇えばいいだけで自分が学力がある必要なんて全くない。そんな話をしていました。
東大では堀江貴文さんの時代では、ほとんど東大出身者はどこかの企業に就職して、自分で起業するということはほとんどなかったそうです。せっかく苦労して東大に入ったのに就職活動でまた他の人たちと並んでスタートしないといけないって考えると、確かに東大へ入った方がいい会社に就職はできるかもしれないけど、就職活動って他の大学生と同じでスタートは一緒になっちゃいますよね。
東大生はバカだから東大生を雇えばいいだけですってのが印象に残りました。
資格は経営者に必要じゃない
最新の情報から遠いところの人たちがその話をするようになると、それはもう天井だっていうことをNTT株の話をしていました。あとは堀江貴文さんのお母さんまでが不動産バブルのときに宅建の資格を取ろうとしたって話をしていました。それぐらい不動産バブルは終わりを迎えてたってことだろうとは思いますが、不動産屋さんでも社長が宅建なんて資格を持ってなくても不動産屋さんはいくらでもあって、コンタクトレンズ屋さんってコンタクトレンズを処方するのに医師の処方箋が必要だけども、コンタクトレンズ屋さんの経営者がお医者さんと言うわけじゃなく、お医者さんを雇えばいいだけで医療ビジネスをするために医師免許は必要なく、しかも医師免許を持っているだけで処方箋は書けるということで研修医をバイトで雇うとかいろいろと方法はあるっていうような話をしていました。
どうやって優秀な人たちを気持ちよく仕事をしてもらうかを考えられる方が経営者としては能力が高いのではということでした。
経営は自転車の運転と似ている
自転車を初めて乗るときは怖いと思うけど、ちょっとバランスをとって乗れるようになると案外簡単だって思うわけですよね。これって経営も同じだったりして最初難しいだろうと思って一歩を踏み出さないでいるとダメで、案外やってみると簡単だってことはいっぱいあるってことを話していました。
プログラミングもデキル出来ないで大きく違うけども、プログラミングなんて難しいって思っててやろうとしないって人がほとんどで、案外やってみるとプログラミングなんて簡単だってことも話をしていました。
とくにプログラミングはこれからロボット化のコストがスゴク下がってきているので、人がやるよりもロボットの方が安くなるということがこれから、いろんな産業や業界でおこってくると思うということでした。
でも、現場に出てプログラミングを自分がしないといけないかというわけではなく、プログラマーに対してどうやったらいいのかという指示とか問題解決してけばいいのかってところをやるために、プログラミングの知識を自分が持っていると言うことが大切だってことでした。
※プロゲートのプログラミング教室をおススメしてました
失敗をしても気にしないこと
失敗を恐れない人ってそれがいい資質で、忘れる力って素晴らしいこと。失敗を忘れられず後悔するってなにもいいことがない。ミスがあったら大切なのは原因究明。誤ってもしょうがなく、大切なのは失敗を繰り返さないってことで原因究明をしっかりして、意識せずとも失敗しない仕組みづくりが大切だってことでした。飲食店の予約のミスの話をしてたんですが、覚えてるのは飲食店でカード決済できないのとオンラインで予約できるようにすることがいいってことでした(笑)
再発防止策をしっかりとして、それでそのこと自体は忘れちゃうって言うようにしてるそうです。
自分が思ってるほど人は覚えてない
失敗してそれを覚えてるのって自分だけで、人の小さな失敗なんておぼえてなくて、JALがつぶれたことすら忘れちゃってる人がほとんどだってことでした。あーこれ確かにそうだって思いました。なのに新規事業での失敗とかってだれも覚えてもないし、そもそも知らないからってことで失敗防止策をしっかり考えて忘れちゃえば、また次気持ちよく新しい事業をできるでしょって。
失敗することを恐れずに未来に向かって突き進んで欲しいってことでした。
やりたい大きなビジョンを大風呂敷を広げて周りの人を巻き込む
ほとんどの優秀な人たちは自分で一歩を踏み出そうとしないので、そういった人たちを大風呂敷広げて巻き込んでいって自分の力を倍増させてるチャンスがある。
海外にでようと思っても英語ができないからって思って出ない人も、英語しゃべれる人を雇えばいいだけだってことでした。
自分のバリアを取り払う
バカな人ってなにも考えず美人に声をかけて結局付き合っちゃってるなんてこともあるなんて話をしていました。美人だから無視されたらどうしようとか思っているよりも、自分のまずはバリアを取っ払ってフレンドリーになるってことが大切だとか。相手の懐に入り込んでいくってことがあらゆる点で大切だってことでした。
ここで紹介されていたのが
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この嫌われる勇気って本でした。ぼくもその講演中にamazonで注文して、講演翌日には手に入れました。
この本を読むとすべての悩みってのが対人関係の悩みだってことで、それですべてが解決するらしいです。この本に書いてあることができればみんな大成功できるってことなんで必読じゃないかと思います。
行動することが大事
ホリエモンが何度も口にした言葉がとにかく一歩踏み出すってことでした。こういう話を聞いてもなるほどってだけで終わっちゃうと、たぶんなんの意味もないようになってしまうんですよね。この講演の中でのポイントとしては行動することが大切ってことで、しかもそれは人を雇ったり巻き込んだりすれば案外難しくはないってことなんじゃないかと思います。資格がないからまずはその勉強からなんてやってたらスピードが遅くてダメだと思うし、そのためには自分のやりたい大きなビジョンを広げて周りの人を巻き込む。巻き込むためには自分のバリアを取っ払って人の懐の中に入れるようにならないとってことじゃないかなって思いました。
最後に
ホリエモンに対しては賛否両論あるかとは思います。が、この話を聞いたり大学での講演の動画などを見たりしたことがあるのですが、すごく大切なことを話しているんじゃないかなって思います。過去には収監されたりとかもありましたが、間違ったことは言ってないなって思います。社会を俯瞰的に見るってことが大切だってことも話の中にあったんですが、より広い視野で見て行動してるのがこのホリエモンなんだろうなって思いました。ぼくはホリエモンと同じようにできるかはわかりませんが、まずは一歩踏み出すということやっていこうと思います。
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