データ復旧の方法
データ復旧のエムディエス 田辺です。
キャンペーンもまもなく終了の人数となりますが、他社で高額な見積もりのためあきらめて、当社へお送りいただくお客様が多くございます。
他社で高額だったというものは多くのHDDがそうなのですが、物理障害で分解する必要があります。
そんな中でこんな事例があるということでご紹介させていただきます。
ヘッド(読み取り部分)の拡大した写真ですが、ヘッドをプラッタから浮かせるための小さな部品が外れかけてしまっているのがおわかりになりますでしょうか。この部分が外れかけているため
この写真のようにデータが記録されているプラッタに、ちょうどヘッド部分があったところに傷が入ってしまっています。
こうなるとなかなか復旧が難しい場合があるのですが(写真に写らないぐらいの傷が他にある場合があるので)、今回は、プラッタを移植し傷のある部分以外のところのデータの取り出しができました。
クリーンベンチ(クリーンルームではなく、小さな作業エリアをチリなど少なくする環境)で移植作業をしてということになるのですが、ドナーとなるHDDなどを探す必要があり、ここでお時間がかかってしまう場合もございます。
同じ型番のHDDでも、内部が違うなどもありこのドナーHDDを探す苦労も大変なのです。
他の激安業者さんも多くなってきましたが、実際には物理障害に対応している業者さんは少なく、当社に送ってくる業者さんもあるようです。
データ復旧もなかなか物理障害となると、当社でもすべてのものが対応できるというわけでもなく実際に状況を拝見させていただなかければ判断ができませんのでご理解いただきたいと思います。